相談の入り口研究所

重いテーマは、変えられない。 でも、「相談の入口」は変えられる。

「相談したほうがいい」と分かっていても、人は窓口に来られません。

なぜなら、重いテーマを言葉にする作業そのものが、深い苦痛だからです。

私たちは「相談を目的にしない相談の入口」を研究しています。

あなたの現場でも、こんなことは起きていませんか?

あなたの現場でも、こんなことは起きていませんか?

  • 「無料相談会」を開いても、本当に困っている人が来ない
  • テーマが重いため、参加者の表情が終始硬く、場が暗くなってしまう
  • 「まだ大丈夫」「うちには関係ない」と、問題を後回しにされてしまう
  • 制度や手続きの正しい説明をしても、どこか他人事のように聞かれてしまう
  • 本当は力になれる知識や技術があるのに、届ける手前の「入口」で止まってしまう

相談員、社会福祉士、士業、ケアマネジャー、カウンセラー……。

日々、重い課題と向き合う専門職ほど、「あと一歩、早く相談してくれれば」というもどかしさを抱えています。

なぜ人は「相談」に来ないのか?

「相談会」という形式そのものが、ハードルになっている。

人が専門家に相談するには、いくつもの目に見えない壁を越えなければなりません。

  1. 窓口へ行く、申し込む勇気
  2. 何からどう話せばいいのか整理する労力
  3. つらい過去や現状を思い出し、言葉にする苦痛
  4. 「まだ自分は大丈夫だと思いたい」心理(正常性バイアス)

「自分の口から、自分の重い問題を話す」

これ自体が、当事者やご家族にとって計り知れない心理的負担なのです。

どれだけ親身な専門家が待っていても、「相談に来てください」と呼びかけるだけでは、この最初の壁を越えることはできません。

「相談の入口研究所」の考え方

相談を目的にしない。まず「安心して集まれる場」をつくる。

私たち「相談の入口研究所(運営:NPO法人社会復帰支援アウトリーチ)」が出した答えはシンプルです。

「自分の話をさせないこと」

無理に本音を引き出そうとするのをやめ、まずは誰でもフラットに参加できる「仕掛け」をつくります。

  • 自分の悩みを話さなくていい
  • 自己紹介で身分や状況を明かさなくていい
  • 何者か言わなくていい
  • ただ集まって、笑って、夢中になれる

自分のリアルな事情を伏せたまま参加できるからこそ、心のガードが下がり、場に「安心」が生まれます。

なぜ「ひきこもりいきのこりゲーム」なのか

ゲームは売り物ではありません。相談の入口を試す「実験場」です。

私たちが開発した『ひきこもりいきのこりゲーム』は、単なる娯楽ではありません。

「重いテーマの相談の入口をどう設計するか」を突き詰めた結果生まれたツールです。

盤面で起きるすべての設計には、意味があります。

設計要素現場で起こる変化・設計思想
仮想の家族になる「自分」ではなく「コマの中の家族」として選択するため、傷つかずに客観的になれる。
サイコロとポイントお金、生活スキル、地域ポイントなどを数値化し、複雑な生活の構造を視覚化する。
どさくさまぎれの学び楽しんでゲームを進めるうちに、「あ、ここで相談ポイントを使わないと詰むな」と構造に気づく。
ゲーム終わりの会話終演後、プレッシャーが消えた瞬間に「実は、うちの息子も…」と自然な相談が始まる。

教え込まれた知識は頭に残りませんが、ゲームの中で体験した「詰み」と「救い」の構造は、参加者の腹に落ちます。

「売り込む」「教える」のをやめ、「体験から自ら気づく」環境をつくる。

それが、私たちが考える相談の入口設計です。

この設計思想をあなたの現場へ

あなたの専門性を、本当に必要な人へ届けるために。

専門職であるあなたの価値は、本来「相談に乗ること」や「解決策を実行すること」にあります。

しかし、入口が開いていなければ、その専門性を発揮することすらできません。

  • 士業が知る「正しい法的手続き」
  • 福祉職が持つ「手厚い支援制度」
  • カウンセラーが持っている「心のケア」

これらを必要な人に届けるために、「相談の入口のつくり方」を学びませんか?

ファシリテーター養成講座のご案内

『ひきこもりいきのこりゲーム』ファシリテーター養成講座

この講座は、単にゲームのルールを覚える場所ではありません。

「地域や現場で、重いテーマの相談の入口をデザインできる専門家」になるための講座です。

講座で持ち帰っていただけること

  • 相談の入口設計論(なぜ人は相談しないのか、どうすれば心のガードが下がるのか)
  • ゲームを活用したワークショップの企画・運営技術
  • 参加者から自然な「相談」を引き出す場の空気づくり
  • 地域の関係機関や専門職同士をつなぐコミュニティ形成の手法

8. 開催概要・申込みフロー

講座詳細

  • 対象:社会福祉士、精神保健福祉士、行政・自治体職員、士業(弁護士・行政書士・司法書士等)、FP、ケアマネジャー、各種カウンセラー・支援員 等
  • 形式:オンライン/オフライン(※開催日程による)
  • 特典:ファシリテーター限定コミュニティへの参加権、現場で使えるワークショップ導入ガイド

「ゲームを広める」のではなく、「相談の入口を変える」仲間になりませんか?

[ ファシリテーター養成講座の詳細・お申し込みはこちら ]

メッセージ

相談の入口研究所(NPO法人社会復帰支援アウトリーチ)

「もっと早く相談してくれれば…」

そう思ったことがあるすべての人へ。

私たちが変えるべきは、当事者の意識ではありません。

私たちが用意している「相談の入口の形」です。

あなたと一緒に、誰もが取りこぼされない「最初の第一歩」を地域につくっていけることを楽しみにしています。