【二兎の罠】「就活」と「卒業(単位取得)」、不登校傾向のある子に両方やらせようとしていませんか?

逃げ足の早いウサギは1羽ずつ捕まえるのが堅実。留年覚悟で「まず単位」と割り切る勇気

「周りの大学生の友達はみんなインターンに行ったり就活サイトに登録したりしているのに、うちの子は大学の単位すら危うい状態で部屋にこもっている……」 「このままじゃ留年するし、就活の波にも完全に乗り遅れて、人生が終了してしまう!」

そんな風に、二重の焦りでおかしくなりそうになっているお母さん、たくさんおられます。

ですが、2016年の設立以来、1,000人以上の複雑なひきこもり・不登校のケースに戦略的な『選択と集中』を提供してきた当センターから、今日はお母さんの肩の荷を半分ドスンと下ろす、商売繁盛(?)の絶対法則をお伝えします。

諺にもありますよね。「二兎を追う者は一兎をも得ず」。 不登校を経験してきたエネルギーの繊細なお子さんに、「卒業のための単位取得」と「就職活動」という、ピョンピョン逃げ回る凶暴な2羽のウサギを同時に捕まえさせようとするのは、今すぐやめてください。両方とも手に入らず、大破綻します。

■ 大学に入れば、子どもの「処理キャパシティ」が突然増えると勘違いしていませんか?

お母さん、冷酷な現実を言いますよ。 「大学に入学できたんだから、世間の普通の大学生と同じように、就活も単位も両方器用にこなせる特性に生まれ変わったはずだ!」……そんなわけがないじゃん、と思いませんか?

専門解説:マルチタスクによる脳の機能不全

不登校やひきこもりを経験した子の多くは、「シングルタスク(一つのことに集中する)」には爆発的なエネルギーを発揮しますが、複数の重要タスクを同時にこなす「マルチタスク」を強いられると、脳のワーキングメモリ(情報処理容量)がパンクし、すべての活動を停止(全フリーズ)してしまいます。

普通の学生でさえ、就活と卒論の両立でメンタルを病むのです。 不登校経験のある我が子にそれを求めるのは、あまりにも無謀で堅実性に欠ける作戦だと思いませんか?

■ まず1羽。確実に「卒業(単位)」というウサギに集中する

私たちの伴走支援において、マルチタスクで潰れそうになっているご家庭には、以下の「一兎集中戦略」を徹底してもらっています。

  • 戦略:就職活動を「完全凍結」し、まず「単位・卒業」だけにリソースを全振りする。

周りの同級生がリクルートスーツを着てバタバタと動き始めても、我が子の単位の見通しが立っていないのであれば、「今は就活のことは1ミリも考えなくていい。まずは今年の単位を12単位取ることだけに集中しよう」と、親の側から割り切って宣言してあげるのです。

■ まとめ:留年、大歓迎じゃないですか

「でも、同級生から1年遅れたら就職に響くんじゃ……」と心配するお母さん。 今の時代、既卒や第二新卒、留年経験者に対する企業の門戸は驚くほど広く開かれています。それよりも最悪なのは、「就活のプレッシャーで完全に心が折れ、単位も落として大学を中退し、そのまま一生実家にひきこもること」ですよね。

留年覚悟で、焦らず、1羽ずつウサギを捕まえる。 この「戦略的な遅れ」を許容できるお母さんの器こそが、結果として、数年後に「大学卒業」と「納得のいく就職」の両方を確実に手に入れる最短ルートになるのです。

あなたの一歩を自立の推進力に変える【3つのステップ】

  • [ひきこもりいきのこりゲーム体験会に申し込む] 「2つのミッションを同時にやろうとすると100%全滅する」というゲームの冷徹なルールを通じて、選択と集中の絶大な効果を体感できます。
  • 【AI相談員ひなたに愚痴る】 「就活を休ませるなんて怖くて言えない」その焦りをぶつけてください。AIひなたが、お子さんに安心を与える「就活凍結・単位集中」の具体的な伝え方を提案します。
  • [家族向け・自立支援個別相談] 愛知県知事賞受賞の自立プロファイリングにより、お子さんの現在の「脳の処理キャパ」を精密に測定。焦るお母さんとお子さんのために、何から順番にクリアすべきかの「一兎集中・ステップアップ計画」をプロが策定します。

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