【環境リセットの罠】「今の大学は嫌だから仮面浪人して受験し直したい」という我が子の言葉を真に受けてはいけない理由

なにが無理で、どういう環境なら通えるのか。ぼやけたリサーチのまま再受験しても同じ悲劇を繰り返す

「今の大学は人間関係が最悪だから、もう一度受験勉強し直して、別の大学に行きたい」 大学不登校になっているお子さんから、ある日突然、こんな風に「再受験・転学」を切り出されたら、お母さんはどうしますか?

「前向きに勉強し直すって言ってるんだから、応援すべきかしら?」「今度の環境なら、心機一転して通えるかもしれない!」と、つい大金を叩いて予備校の費用を出してしまいそうになりますよね。

ですが、2016年の設立から、安易な「環境リセット(再受験)」に逃げて資金と時間をエンドレスに溶かした破産寸前のご家庭を何百件も救ってきた当センターから、強烈なストップをかけます。

お母さん、お子さんに「次の大学へ行きたい理由」を聞いたとき、その内容が「今の大学の何が無理で、次の大学のどういうシステムなら通い続けられるのか」が100%明確になっていますか? ここがハッキリしないまま再受験させたら、間違いなく次の大学でも同じように不登校になりますよ。

■ 本人もお母さんも「ぼや〜っ」としたままリセットにすがる恐怖

当センターに相談に来る「再受験を希望する不登校大学生」の9割は、中身を聞くとこう答えます。 「なんとなく今の大学の雰囲気が合わないから」 「別の大学のほうが、もっと面白い講義がありそうだから」

これ、本人も、そして「本人がそう言ってるから」と流されているお母さんも、思考が完全に「ぼや〜っ」としている状態です。

専門解説:逃避的環境移行(とうひてきかんきょういこう)

心理学では、現在の課題や対人恐怖から目を背けるために、「環境さえ変えればすべての問題が魔法のように解決する」と思い込む認知の歪みを「逃避的環境移行」と呼びます。 不登校の原因(感覚過敏や集団恐怖、体力のなさ)が解決していないのに、箱(大学)だけを変えても、中身が同じであれば数ヶ月で同じシステムエラー(再不登校)を起こすのは火を見るより明らかです。

お母さんのお金と時間がエンドレスにあるなら、何度でも実験させてあげればいいでしょう。 だけど、そうじゃないですよね。これ以上、無駄な学費や予備校代をドブに捨てるわけにはいかないはずです。

■ 応援する前に、我が子に徹底リサーチさせるべき「3つの問い」

お子さんから「受験し直したい」と言われたら、「いいよ」と言う前に、一人の大人に対するビジネス交渉として、以下のリサーチレポートを提出させてください。

  1. 今の大学の、具体的に「何が」あなたにとって無理だったのか? (例:通学の満員電車か、100人規模の大講義室の圧迫感か、グループワークか)
  2. 新しく目指す大学には、それを回避できる「どんなシステム」があるのか? (例:その大学はオンライン授業の割合が○割である、少人数ゼミが1年から必須である、等)
  3. そのシステムを備えた大学の候補を、自分で3つ以上リサーチして比較提示せよ

■ まとめ:徹底的な「リサーチ」のプロセス自体が自立の訓練

これをお子さんに聞いても、おそらく最初は「そんなのわからない、もういい!」と怒って部屋にこもるでしょう。 それでいいのです。怒るということは、「ただ今の現実から逃げたいだけで、次の大学のことなんて何も考えていなかった」という証拠ですから。

親にお金を出してもらう以上、徹底的にリサーチしてプレゼンさせる。 この「自分の特性(弱点)を把握し、それが守られる環境を自分でリサーチして選択する」というプロセスそのものが、これからの社会を生き抜くための最強の「自立の訓練(メタ認知の向上)」になるのです。

お母さん、優しいだけの「ATM(現金自動預け払い機)」になるのは、今日で終わりにしましょう。

あなたの一歩を自立の推進力に変える【3つのステップ】

  • [ひきこもりいきのこりゲーム体験会に申し込む] 「リサーチ不足のまま学校カードを変更すると、資産が倍速で減って詰む」という冷徹なシミュレーションを通じて、安易な環境リセットの危険性が身に染みてわかります。
  • 【AI相談員ひなたに愚痴る】 「子どもから再受験したいと言われて断れない」その弱気な心をひなたにぶつけてください。AIひなたがお子さんに提示すべき「リサーチの質問状」の文面を作成します。
  • [家族向け・自立支援個別相談] 愛知県知事賞受賞の進路戦略メソッドに基づき、プロのカウンセラーがお子さんの「逃げの再受験」を「戦略的な環境選択」へと軌道修正するための親子面談をプロデュースします。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です