大学の不登校で悩むお母さんたちの不思議な共通点!頭の中のモヤモヤを映し出す「Wordタイプ」の罠

私の相談窓口には、毎日たくさんの大学不登校やひきこもりを抱えるお母さんから切実なメッセージが届くのですが、実は、そこには驚くほど「不思議な共通点」があるのです。

それは、「みなさん、最初は箇条書きで状況を伝えるのがものすごく苦手」だということです

これまで多くのお母さんたちの相談を受けてきましたが、最初の第一報から状況をきれいに箇条書きで送ってきた方は、驚くほど「ゼロ」です。これが悪いということでは全くありません。話すように状況をつらつらと書き連ねていくこの感覚、私は親しみを込めて「Word(ワード)タイプ」とお呼びしています。おしゃべりが上手で、感情豊かなお母さんにとても多いこのタイプ。実は、この書き方そのものが、頭の中の「ある状態」をロジカルに映し出しているのです

この記事の要約

  • 現状の課題:不登校の我が子を前にして、親の頭の中が不安や感情でパニックになっており、相談の際にも状況を客観的に整理できず、つらつらと長文で書いてしまうこと(Wordタイプ)。
  • 本質的な真実:Wordタイプの文章は、3ページ目を1ページ目に差し替えるような構造の整理が難しく、頭の中に浮かんだ感情と事実がごちゃ混ぜのまま出力されている状態を示している。
  • 解決のアプローチ:無理に最初からきれいに書く必要はない。自分の思考パターンが感情重視のWordタイプだと自覚し、プロの力を借りて少しずつ状況を整理していく準備を始める。

あなたはどの思考パターン?「親の脳内システム」3つのタイプ

人間の頭の中の整理の仕方は、大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます。最後まで読んで、自分がどれに当てはまるか考えてみてくださいね。

  • 📝 1. 圧倒的多数の「Word(ワード)タイプ」 話すように状況を伝えてくる、コミュニケーション能力が高いお母さん。頭に浮かんだ不安、過去の出来事、子どもの愚痴、自分の悲しい感情が、順番通りにつらつらと長い文章になって出てきます。事実と感情を切り離すのが少し苦手な状態です。
  • 📊 2. めったにお目にかからない「Excel(エクセル)タイプ」 数字やデータを冷徹に管理するタイプです。「欠席日数〇日」「後期単位〇個」と、事実だけを淡々と並べますが、親子関係の間の「感情の揺れ」を読み落としてしまうことがあります。
  • 💻 3. 構造をサクサク入れ替える「パワポタイプ」 全体をブロック(ページ)で捉え、「この問題を前に持ってこよう」と、状況の因因果関係をササッと差し替えて客観的に表現できるタイプです。不登校の解決が一番早い思考パターンですが、相談現場ではほぼ出会いません。

相談の時は、どんなふうにつらつらと伝えてくれても大丈夫ですので、安心してくださいね。まずは、自分の頭の中が「不安と感情で溢れかえっているWordタイプなんだな」と気づくだけで、解決への第一歩がスタートします

専門用語の解説:感情と事実がごちゃ混ぜになる「認知の氾濫」

なぜWordタイプの文章になってしまうのか、脳科学的な背景を解説します。

認知の氾濫(にんちのはんらん)

強い不安やストレス(我が子の不登校など)に直面したとき、脳の感情を司る部分(扁桃体)が過剰に働き、論理的な思考を司る部分(前頭葉)の情報処理能力を超えてしまう状態のことです。これによって、頭の中が整理できなくなり、文章や会話が「つらつらとした感情の長文」になって現れるのです。

解決の道標:一人で抱え込まず、専門の相談機関を頼ってください

頭の中がWordタイプでモヤモヤしているお母さんが、自分一人の力で「子どもの状況を客観的に分析して、正しい次のアプローチを仕掛ける」というのは、構造的に不可能です。パニックの脳のまま子どもに声をかけるから、余計に関係がこじれてしまうのです。

私たち「NPO法人社会復帰支援アウトリーチ」は、2016年の設立以来、大人のひきこもり社会復帰支援を専門に行ってきました。これまでに出会った多くのお母さんたちも、全員が最初はWordタイプの状態からスタートしています。私たちのこれまでにない本質的な支援アプローチが評価され、コンテストでは「愛知県知事賞」を受賞しました

お母さんがつらつらと書き殴った文章の山から、私たちがプロの目で「本当の問題点」と「解決への最短ルート」をロジカルに仕分けします。一人で悩まず、まずは私たちの窓口にあなたのモマヨマを全部吐き出してください

次のステップへの3つの案内

頭の中のモヤモヤをすっきりと整理し、我が子の再起動ルートを見つけるために、以下の3つのステップを活用してください。

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