100万円超えの借金・金銭トラブル。大学生の不登校に伴う「お金問題」で親が絶対にやってはいけない初期対応

大学不登校の問題と並行して、非常に多く寄せられるのが「お金」に関するショッキングなご相談です。お小遣いの範囲を超えた散財、クレジットカードの無断使用、親に回ってくる借金の返済……。

私のところに相談に来られる時点で、被害額が100万円を超えているケースも珍しくありません。

「なんで自分の支払える範囲を超えて使ってしまうの!?」と理解に苦しむお母さんも多いでしょう。実は、これ私も過去に似たような経験があるから分かるのです。オシャレな服を着て高級な場所で食事をすると、自分が「すごい人間」になったような錯覚が得られます。本当は自信が何もない自分だからこそ、着飾って見栄を張らないと居られなかったのです。子どもも今、強い劣等感を埋めるために買い物をしているのです。

この記事の要約

  • 現状の課題:不登校の子どもが劣等感を埋めるために多額の散財や借金をし、親が混乱して立て替えや対応ミスをしてしまうこと。
  • 本質的な真実:お金の問題への初期対応を間違えると、その後40年、50年と同じ金銭トラブルが繰り返される。
  • 解決のアプローチ:親が絶対にブレない姿勢を示す。カードの停止、借金の肩代わりの拒否、高額なお小遣いの打ち切りを徹底する。

親が陥りやすい「お金問題のNG対応」3ステップ

金銭トラブルが発生した際、お母さんが絶対にやってはいけないNG行動です。

  • NG行動1:親が代わりに借金を肩代わりして支払う 「信用情報に傷がつくから」「催促が怖いから」と親が肩代わりすると、子どもは「最後は親が払ってくれる」と学習し、必ず繰り返します。
  • NG行動2:制限なしのクレジットカードを持たせ続ける 「大学で必要だから」と言い訳されてカードを持たせ続けると、現実逃避の買い物が止まらなくなります。今すぐ止めなさい。
  • NG行動3:罪悪感から高額なお小遣いを渡し続ける 不登校になっている不憫さから、言われるがままにお金を渡すのは、子どもの自立のチャンスを奪う行為です。

最初は猛烈に揉めますし、子どもは荒れるでしょう。ですが、ここでお母さんが「払えないものは払わない、借金の肩代わりはしない」とブレない姿を見せることが、お金問題において最も重要な対応になります。

専門用語の解説:買い物が止まらなくなる「見栄の補償行為」

なぜ不登校の若者が散財に走るのか、心理的メカニズムを解説します。

補償(ほしょう)行為 自分の中にある強い自尊心の低下や劣等感(大学に行けない等)を埋めるために、高価なブランド物や派手な消費によって「優秀な自分」を演出し、一時的に精神のバランスを取ろうとする心理的な防衛反応のことです。

解決の道標:一人で抱え込まず、専門の相談機関を頼ってください

100万円を超えるお金の問題や借金が発覚すると、親御さんもパニックになり、正常な判断ができなくなってしまいがちです。

私たち「NPO法人社会復帰支援アウトリーチ」は、2016年の設立以来、大人のひきこもり支援に特化し、数多くの深刻な金銭トラブルや家族の再建に対応してきました。お金の問題に対する適切な法的手続きのアドバイスや、毅然とした家族内ルールの構築をサポートし、コンテストでは「愛知県知事賞」を受賞しています。

この先50年続く泥沼を今すぐ断ち切るために、私たちプロの知恵と介入を頼ってください。

次のステップへの3つの案内

金銭トラブルの連鎖を断ち切り、健康な家庭環境を取り戻すために、以下の3つのステップを活用してください。

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