――信じられない自分が、そこにいる――
今日は、どうしても無理だった。
「どうにでもして」と思えなかった。
頭では分かっている。
信じるとは、結果を求めないこと。
条件を出さないこと。
どう転んでも関係を切らないと、腹をくくること。
分かっている。
でも、できない日がある。
信じられない日は、突然やってくる
特別な出来事があったわけじゃない。
ただ、何も変わらない時間が続いていた。
少し疲れていた。
少し余裕がなかった。
そんな日に限って、
ちょっとしたことで心がざわつく。
・今日も部屋から出てこなかった
・声をかけても反応が薄かった
・一日が、何もないまま終わった
その瞬間、
胸の奥に、重たいものが沈む。
「このままで、本当にいいの?」
「いつまで、こうしていればいいの?」
気づけば、
信じるどころか、
不安のほうが大きくなっている。
「どうにでもして」は、強い言葉だ
アウトリーチで使っている
「どうにでもして」という言葉は、
とても強い言葉です。
投げやりでも、
無関心でもありません。
自分ではどうにもできない領域があると、
はっきり認める覚悟
だからです。
だからこそ、
いつでも思えるわけじゃない。
疲れている日。
孤独を感じる日。
誰にも理解されていない気がする日。
そんな日は、
どうしても、
手放せない。
思えない自分を、否定しなくていい
「信じるって決めたのに」
「また戻ってしまった」
そうやって、
自分を責めてしまいそうになる。
でもアウトリーチでは、
思えない日があること自体を、
問題だとは考えません。
なぜなら、
それは心が正直に反応している証拠だから。
信じられないほど、
不安が強い。
それだけのことです。
不安が強い日に、
無理に腹をくくろうとすると、
心はさらに固くなります。
信じられない日は、立ち位置を確認する日
信じられない日に、
やってほしいことは一つだけです。
「信じよう」と頑張ることではありません。
今、自分はどこに立っているかを、
正直に見ること。
・結果が欲しくなっていないか
・安心を取り戻したくて、動こうとしていないか
・誰かの視線に、引っ張られていないか
もし、
「今日は不安の側にいるな」
と気づけたなら、
それで十分です。
信じられない自分を、外に出す場所
信じられない気持ちは、
子どもに向けると、
圧になります。
だからこそ、
別の場所に出す必要があります。
・誰かに話す
・書き出す
・評価されない相手に打ち明ける
不安は、
溜め込むほど、
形を変えて噴き出します。
信じられない自分を、
一人で抱え続けないこと。
それは、
子どもを守ることにもつながります。
「どうにでもして」は、毎日思えなくていい
信じることは、
一度決めたら終わり、
ではありません。
・今日は思えない
・明日は少し思える
・また戻る
その繰り返しです。
アウトリーチでは、
信じることを
常に安定した状態だとは考えません。
揺れながら、
行きつ戻りつしながら、
少しずつ近づいていくもの。
最後に
どうしても
「どうにでもして」と思えない日がある。
それは、
信じる資格がないという証明ではありません。
不安が、正直に顔を出した日
ただ、それだけです。
思えない日は、
無理に前に進まなくていい。
立ち位置を確認して、
今日はここに立っていると、
自分に言ってあげてください。
アウトリーチは、
信じられない日も含めて、
関係が続く場所でありたいと考えています。

