― 何もしていないように見える日の中で ―
朝起きて、
今日も特に予定はない。
何かをしようと思っても、
体が動かない。
スマホを見て、
時間だけが過ぎていく。
気づけば夕方で、
また一日が終わろうとしている。
そんな日が続くと、
頭の中に、同じ言葉が浮かんでくるかもしれません。
「自分はダメだ」
「何もできていない」
「このままじゃいけない」
誰かに言われたわけじゃなくても、
自分で自分を責める声が、
いつの間にか強くなっていく。
■ 動けないのは、怠けているからじゃない
世の中では、
「動けない=やる気がない」
「何もしない=甘えている」
そんな言い方をされることがあります。
でも、あなたが動けない理由は、
そんな単純なものではないかもしれません。
これまでに、
頑張ってもうまくいかなかったことはありませんか。
期待に応えようとして、
失敗した経験はありませんか。
人と関わる中で、
深く傷ついたことはありませんか。
そうした経験が積み重なると、
心と体は、ある判断をします。
「これ以上、傷つかないようにしよう」
動けなくなるのは、
その判断の結果であることがあります。
■ 何もしていないように見える時間の中で
外から見ると、
あなたは「止まっている」ように見えるかもしれません。
でも、内側では、
いろいろなことが起きていることがあります。
・また失敗するんじゃないか、という怖さ
・人にどう見られるかへの不安
・期待されることへのプレッシャー
・うまく言葉にできない疲れ
それらを抱えたまま、
無理に動こうとすると、
さらに自分を傷つけてしまう。
だから、心や体が
「今は動かない方がいい」と
ブレーキをかけているのかもしれません。
■ 自分を責める声が大きくなるとき
動けない時間が長くなるほど、
自分を責める声は強くなります。
「みんなはできているのに」
「自分だけ取り残されている」
「このまま年を取っていくのが怖い」
そう思うたびに、
心がぎゅっと縮こまる。
でも、その声は、
あなたの本心そのものではないこともあります。
それは、
これまでに浴びてきた
評価や比較、期待の言葉が、
心の中に残っているだけかもしれません。
■ 答えを急がなくていい場所がある
「これからどうするの?」
「いつまでこのままでいるの?」
そんな問いを向けられると、
頭が真っ白になることがあります。
答えが分からないからではなく、
答えを出そうとすること自体が、
苦しくなってしまう からです。
あなたには、
すぐに答えを出さなくてもいい時間が必要かもしれません。
考えてもいい。
考えなくてもいい。
分からないままでいてもいい。
その余白があって初めて、
少しずつ、
「自分はどうしたいんだろう」
という感覚が戻ってくることもあります。
■ あなたの人生を、勝手に決めない人がいる
世の中には、
「こうした方がいい」
「普通はこうだ」
と答えを用意してくる人がたくさんいます。
でも、
あなたの人生を生きるのは、
あなた自身です。
誰かが先回りして決めた答えは、
一時的には楽に見えても、
後から苦しくなることがあります。
あなたのペースで考え、
あなたのタイミングで選ぶ。
その過程を、
急かさず、評価せず、
ただそばで見守る人がいることも、
覚えていてほしいのです。
■ 今は「何者か」にならなくていい
今のあなたは、
何かになれていないかもしれません。
働いていない。
学んでいない。
社会の中で役割がない。
そう感じることもあるでしょう。
でも、
今は「何者か」になろうとしなくていい。
まずは、
壊れずに、今日をやり過ごせた
それだけで十分な日もあります。
■ 最後に
動けない時間があるからといって、
あなたの価値が下がるわけではありません。
止まっているように見える時間の中で、
あなたは、
これ以上傷つかないように、
必死に生き延びてきたのかもしれません。
そのことを、
まずはあなた自身が、
少しだけ認めてあげてください。
今すぐ前に進まなくてもいい。
でも、あなたの人生が、
ここで終わるわけでもありません。
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