――沈黙が、こんなにも重くなるとき――
もう口を出さないほうがいい。
それは、分かっている。
正論も、アドバイスも、
今は逆効果だということも。
それでも、
気づくと口が動いている。
口を出してしまうのは、無理解だからじゃない
口を出してしまう理由を、
「我慢が足りない」
「分かっていない」
と片づけてしまうと、
本質を見失います。
多くの場合、
口を出す背景にあるのは、
沈黙に耐えられない感覚です。
沈黙は、想像を増幅させる
何も言わない時間が続くと、
頭の中で想像が膨らみます。
・このまま何も変わらなかったら
・取り返しがつかなくなったら
・自分が何もしなかったせいで
この想像が、
不安を押し上げます。
そして、
その不安を止めるために、
言葉が出てしまう。
口を出すことで、何を止めようとしているのか
アウトリーチでは、
「なぜ言ってしまったか」を
行動ではなく、
目的から見ます。
その言葉は、
・子どもを動かすためだったか
・それとも、自分の不安を下げるためだったか
後者であれば、
責める必要はありません。
不安が大きかっただけです。
沈黙がしんどい日は、距離を変えていい
沈黙がつらい日は、
無理に沈黙を守らなくていい。
でも、
踏み込まなくていい。
・天気の話
・事実だけの連絡
・「ごはん置いておくね」
関係を保つ最低限の言葉で、
十分です。
最後に
「分かっているのに、できない」
そのとき、
親は一番孤独になります。
アウトリーチは、
その孤独を、
一人で抱えなくていい場所でありたい。

